【Kotlin×Android】ファイルから情報を読み込む

以前ファイルに情報を書き込む方法を解説しました。



もちろんファイルから読み込むこともできます。
今回はファイルから情報を取得してみたいと思います。

今回作るサンプルの仕様は以下の通りです

  • MainActivity
    • ファイル名をリスト表示する
    • ファイル名が押下されたらファイル確認画面に遷移
      • FIleReadActivityを呼び出す
      • タップされたファイル名を渡す
  • FIleReadActivity
    • ファイルの内容を読み込み、表示する
    • 「Back」ボタンが押されたらMainActivityに戻る

レイアウト

MainActivity

ファイル名をリストで表示します。
使うViewはListViewのみです。

FIleReadActivity

ファイルの内容を表示するためのTextViewとMainActivityにもどるためのButtonを配置します。

Kotlin側

MainActivity

ファイル名がタップされたらFileReadActivityに遷移させます。
Intentを使いActivityを呼び出します。
FileReadActivity側で選択されたファイルの内容を表示させるため、
putExtraメソッドでファイル名を渡します。

FileReadActivity

intentのgetStringExtraメソッドを使い渡されたファイル名を取得することができます。

ファイル取得部分の処理は以下の通りです。

  1. openFileInputでFileInputStreamを取得する
  2. bufferedReader()でBufferedReaderオブジェクトを取得
    1. 文字列を扱いやすくするため
  3. forEachLineでファイルの内容を一行ずつ処理する
  4. StringBuilderオブジェクトに文字列を連結していく

あとはtextViewに表示するためStringBuilderオブジェクトを文字列に変換して、
setTextメソッドに渡します。

FIleReadActivityの戻るボタンの処理ですが、
タップされたらfinish関数を使い、呼び出し元であるMainActivityに戻ります。

まとめ

今回はファイルからデータを読み込みましたが、
AndroidではSQLiteを使ってデータのやり取りをすることも出きます。
データベースを使うほうが主流だとは思いますが、
シンプルで軽量なアプリなら、ファイルを使ってもいいかもしれません。


以前ファイルを保存する方法を解説しましたが、
ここまでできれば簡単なメモアプリなら作れそうですね。